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冠橋義歯?口腔インプラント学(含 高度臨床歯科医育成コース)

学科目紹介

歯科補綴学講座は、令和6年度から新たに統合新設された新しい講座です。より体系的かつ専門性を深めるため、「歯科補綴学講座 有床義歯?口腔リハビリテーション学分野 および「冠橋義歯?口腔インプラント学分野」へ講座?分野構成の変更をいたしました。
冠橋義歯?口腔インプラント学分野は、主に冠橋義歯を用いた機能回復治療の冠橋義歯補綴学と、インプラント治療による咀嚼機能、形態の回復を専門的に学究する分野となります。また、顎顔面再建後のインプラント治療も積極的に行っています。

主な研究内容

患者さんの口腔機能と形態の維持、改善を通して、国民の健康長寿に寄与すること目的とし、そのために必要な研究課題の追求とEBMに基づく治療医学の確立、さらにそれらを実践し国民の負託に応えられる歯科医師の養成が当分野の使命であると考えています。

  1. 審美修復、歯科材料、デジタルデンティストリー
    ○高齢者の口腔と有床義歯床用材料の関連
    ○チタンインプラント表面処理法の開発
    ○セラミッククラウンの色調構築によるカラーマネージメントシステムの確立
    ○審美補綴、CAD/CAMシステム、光学印象
    ○キャストフリーデンティストリーの臨床応用範囲の拡大
  2. 歯科インプラント治療
    ○インプラントを用いた固定性補綴による機能回復
    ○インプラントオーバーデンチャーによる口腔機能改善
  3. 顎機能障害の病態生理と治療、スポーツ咬合学
    ○顎機能障害の疫学的研究?顎関節症?咬合障害の分析?評価?治療法
    ○スポーツ選手に対する歯学的サポート
    ○携帯型バイオフィードバック装置の開発と臨床応用
  4. 顎口腔機能の分析?評価?リハビリテーションと口腔ケア
    ○新しい顎口腔機能(咀嚼?嚥下?発音?咬合)の分析?評価法
    ○インプラントを応用した顎顔面補綴
  5. インプラント?口腔再生医学
    ○硬組織(骨)?軟組織(歯肉上皮)の再生、誘導
    ○インプラントに関する臨床研究
    ○インプラント周囲炎に対する治療法の検討および患者特異的に発現を示す遺伝子の解析

学生へのメッセージ

デジタル化かつ高度化し、より多様化がすすむ歯科診療の最先端を目指し、さまざまな学究活動をしています。当分野では、このような時代の変化に対応できる、人間性豊かな歯科医療者、教育者、研究者を育成することを目標としています。
また、年齢を問わず、噛む、話すといった機能の回復に加え、審美的な回復も行うことで、国民の?健康長寿??アンチエージング?「QOLの向上」にいかに寄与するかを分野の目標として掲げ、分野員一同、日々精進しています。