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大学院生の声

在学生の声

守口 霞

大学院 歯学研究科/博士課程4年[小児歯科学?障害者歯科学]

大学院に進学したきっかけは、大学に4年以上残るなら大学院に進学し学位を取得したほうがいいとの周囲の勧めがあったからです。
よく、臨床は最初の数年が肝心であると言われますが、歯科医師として臨床的な技術はこれからの努力次第でいくらでも習得する機会はあります。しかし、ご指導くださる素晴らしい先生方との出会い、充実した環境や時間は大学院の4年間だからこそ得られるものだと思います。失敗の連続で求めていた結果の出ない日々が続くこともあります。しかし、なぜそうなったのか分析し、失敗から多くを学び、成功につなげていくことは貴重な経験だと思います。
安易なきっかけではありましたが、大学院で得られるものは学位以上にすばらしいもので、医療の発展に寄与できること、論理的な思考力?さまざまな視野をもち探求していく力を育てることができます。
ぜひ大学院に進学し、有意義な4年間を過ごしていただければと思います。


樋野 雅文

大学院 歯学研究科/博士課程4年[口腔外科学]

成功と失敗を繰り返し理想の歯科医師に成っていくと思います。その過程の中で重要になってくるのが分析と考察だと思います。失敗した原因を分析し次につなげる。成功した要因を考察し、より質の高い医療を提供する。この繰り返しが理想とする歯科医師像への最短コースだと思います。しかしながらその分析力や考察力は色々な物事を経験して発揮されるものだと思います。
私は口腔外科に所属しながら生化学講座で研究をしています。研究室では色々な分野の先生が様々な研究を行っており、臨床だけでは知ることのなかった知識や出来なかった経験をさせてもらっています。専門分野が異なる人たちとディスカッションすることで一つの事象について多くの観点から分析ができます。
大学院に進学したから臨床が遅れるとは思いません。むしろ論理的な思考力を習得している分、成長速度が数段早くなっていると思います。理想に早く近づけてみたいのであれば、大学院に進学するのも悪くないのかもしれません。


修了生の声

増田 智幸

大学院 歯学研究科/平成27年3月修了[口腔外科学]

大学院に入学しようと思ったのは、インプラント埋入時の骨量不足や歯周病による骨欠損などの治療の軸である「骨の再生」に興味を持ったからです。
大学院生活で身に付いたスキルは多岐に渡ります。例を挙げると、
1.プレゼンテーションにおける論理の展開法と分かりやすい資料を作成する方法。
2.研究や診療における疑問点を、論文をベースとした知識収集を行い、解決策見つける方法。
3.自分の研究データや歯科治療成績をデータベース化し、統計学を用いて有効性を証明する方法。
などがあります。他にも、研究と臨床の両方で実践可能なスキルがたくさん学べました。
大学院で学んだことは研究に関することが中心でしたが、すべてにおいて臨床でも役に立つ内容ばかりでした。根拠のある治療を行いたい方や研究に興味がある方は大学院で勉強することでキャリアアップにつながるのではないかと思います。


折祖 研太

大学院 歯学研究科/平成27年3月修了[補綴?インプラント学]

私は歯学部を卒業後1年の研修医生活を経て、大学院に進学しました。インプラント学分野(現:補綴?インプラント学講座)に入局したのは数多くある歯科の分野のなかでも、最も興味深いと感じ、大学院で高度な知識?技術を習得したいと考えたためです。私の大学院生活は臨床と平行に研究を行ってきました。初めて自分で計画し、行う研究は分からないことや順調に進まないことが多く試行錯誤し、苦悩する毎日でした。しかし、大学院で研究を行ってきたことで疑問に対し、調べ考えることや忍耐力が養われました。また、学会発表など人前で話す機会が多いため、プレゼン能力なども身に付いたと感じます。
私が大学院で過ごした4年間には、たくさんの人々とのつながりや出会いがあり、さまざまなことを教わりました。まわりの皆様の日々のサポートに感謝しつつ、このように恵まれた環境で大学院生活を送れたことに幸せを感じています。