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医歯薬総合研究所(超高磁場MRI診断?病態研究部門)

部門紹介

MRIは医療や医学研究において極めて重要な役割を担っていますが、高磁場化に伴う近年の性能向上には目覚しいものがあります。当部門では、超高磁場MRIを用いて新しい撮像?解析技術を開発すると共に、脳神経領域を中心とした基礎研究?臨床研究を他科との密な共同研究体制で行っています。平成23年に他に先駆けて導入された最新鋭7 Tesla装置によって、MRIの可能性が更に広がることが期待されます。

主な研究内容

脳卒中領域では、灌流強調画像の高精度解析ソフトウエアPMAを開発し、世界に向けて発信しています。また、磁化率情報を用いた次世代脳循環代謝計測法の開発も進めています。最近では、血管壁イメージングによる粥腫の性状判定法の確立も行っています。

他の脳神経疾患では、独自の髄鞘密度画像、容積拡散画像、位相画像などを用いて、脳腫瘍、変性疾患、脱髄疾患などの早期診断や診療支援に繋がる研究を行っています。

精神疾患領域では、独自の神経メラニンMRIを用い、うつ病や統合失調症における脳幹モノアミン神経核の機能異常の解析を行っています。3次元撮像や濃度補正による解析精度向上法も開発中です。超高磁場

学生へのメッセージ

MRIの基礎的知識や読影法を習得すると共に、当部門ならではの最新の技術やノウハウを駆使して、超高磁場MRIによる脳神経疾患、精神疾患などに関する質の高い研究を行い、優れた成果を世界に向けて発信していきましょう。