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口腔微生物学

学科目紹介

分子微生物学分野では齲蝕や歯周病をはじめ種々の口腔疾患について、原因細菌の性状および病原性、さらに発症機序を正しく理解することで、病因論に立脚した治療法?予防法を構築することを目標としています。

主な研究内容

  1. 口腔レンサ球菌の多機能性タンパク質の病原因子としての役割
  2. 口腔細菌の耐酸性機序(酵素)が歯周炎や齲蝕等の疾患へ果たす役割
  3. 歯周病原性細菌による味覚受容体の発現と全身疾患への関与
  4. 口腔細菌叢のdysbiosisが局所および全身疾患の発症に及ぼす影響
  5. 口腔細菌のdpp4の全身疾患への関与
  6. 微生物代謝産物が歯周炎や齲蝕等の疾患へ果たす役割
  7. 菌体成分による生体応答性に及ぼす金属材料(成分)の影響

上記テーマについて、細菌が産生する生理活性物質や酵素の精製、性状解析を細菌学的および生化学的手法で行い、また、それら細菌由来ビルレンス因子の生体への応答性を培養細胞や実験動物を用いて遺伝学的、免疫学的手法および分子生物学的手法により検討しています。さらに、最先端の知識?技術を駆使して生命科学としての口腔微生物学?免疫学を構築するとともに、次代を担う学生を育んでいきたいと考えています。

学生へのメッセージ

口腔微生物学?免疫学の領域でも病因や発症機序が分からない疾患が未だ多く存在し、それらを解明して世界に発信すべく研究に取り組んでいます。今まで世界中の誰もが知らない新事実を一緒に見つけてみませんか!?