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歯学部案内


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 人生100年時代。「最期まで健康でいたい」と多くの人の望みです。歯科医療はう蝕、歯周病、補綴(かぶせ物を入れる)治療のイメージを多くの方がお持ちだと思います。最新の歯科医療の臨床と研究の世界は、そこからもっと進み、再生技術、接着技術、デジタル技術の応用を進め、更には口腔の疾患はさまざまな全身疾患と関連していることまで明らかにしました。現代の歯科医療は「口を治す歯科医療」のみならず「全身の健康に寄与する歯科医療」にパラダイムシフトが起き、国民の健康を守るチーム医療の一翼を担う歯科医師が求められています。
岩手医科大学は医療系総合大学として歯学部の他に医学部、看護学部、薬学部、医療専門学校を擁しており、学部の垣根のない教育?研究?診療の環境の下、患者中心の医療、チーム医療の根幹を学ぶことが出来る数少ない大学です。また、海外の大学(Harvard大学歯学部)とも連携し,国際的視野をもった歯科医師の養成を行っております。(詳細はこちらから
岩手医科大学歯学部は、歯科医師として必要な知識、技能、態度を習得し、生まれる前から看取りまで患者様と共に生きる人間性豊かな医療人の育成をする大学であり続けることを目指しています。

歯学部長 小林 琢也
[補綴?インプラント学講座 摂食嚥下?口腔リハビリテーション分野]

探求への視点と提言

歯科臨床の流れに沿ったカリキュラム

2011年度から、各学年のカリキュラムを見直し、新たな教育システムを導入。ハーバード大学と同様のカリキュラム構成を日本に合わせたのが特徴で、実際の歯科治療に沿った講義や実習を中心に行っています。3?4年次では実際の診療の流れに即した形で、従来の複数の科目を統合した9つの「コース」が編成されています。矢巾キャンパススキルスラボでの基礎実習の傍ら、歯科医療センター外来での見学実習等も行いますし、5年次には学外での介護体験実習?地域医療体験実習等の場も活用して、実践に即した知識と技術を身につけます。

医学?薬学の知見と連携した総合医療教育

さまざまな口腔疾患は、医学や薬学とも深く関わっています。本学では4学部連携により、臨床歯科医学と医学部各科との関連性を学び、多面的な考え方、深く広い知識を修得。医学?薬学の知見と歯学の融合によって、教育?研究?臨床での成果を高め、更に看護学部を含めた4学部連携によるチーム医療?多職種連携を学ぶことで、歯科の問題に留まらず、“総合的に診る”ことの重要性を基礎から身に付けます。5年次では年間を通じて「医科学」の系統講義や医師が参加した臨床実習を行います。

CBT、OSCEから臨床実習へ

歯内療法学?歯周病学?口腔外科学?小児歯科学ほか、臨床歯科医学に関する多様な専門科目を3?4年次の「コース」で修得した後、4学年末には、臨床実習を行うための知識? 問題解決能力?臨床推論における到達度を評価する「CBT」、医療面接?身体診察?検査?治療手技等の技術を行評価する「OSCE」が実施されます。臨床へのハードル突破に向け、厚いサポートが行われます。第5学年は主に診療参加型臨床実習を通じて、知識?技能?態度を習得する1年となりますが、その傍ら、4年次から積み上げてきた「医科学」の系統講義も行い、臨床実習をさらに充実したものにすることができます。

カリキュラム

歯学部歯学科の6年一貫教育

歯科医師としてのバックグラウンドを培い、確かなものとする6年間。トータルな資質を高めるため、隣接医学との学際性も追求する。

第1学年前期では、文学や哲学などのリベラルアーツや歯科専門教育に向けた準備教育、後期からは歯科専門教育を実施するとともに、問題基盤型学習(PBL)としての医歯薬看連携教育を推進しています。また、歯科医学生としてのモチベーションおよびコミュニケーション能力の向上を目指して、本学附属病院歯科医療センターでの病院案内実習を実施しています。加えて、他職種連携による理想的な医療環境を築くためにはその理解が欠かせない看護や介護の実体験をします。また第1学年では、医学部、歯学部、薬学部および看護学部と共同で、入学者全員を対象に基礎学力調査(試験)を行い、その結果をもとに入学時前の高校教育における不得意科目の補習授業(高校からの橋渡し科目)を行っています。

第2学年および第3学年前期では基礎歯科医学の系統講義ならびに実習を実施するとともに、医歯薬看連携教育によりチーム医療について考えます。これらの基礎歯科医学教育により、第3学年後期から始まる臨床歯科医学学習のための土台作りを行います。

第3学年後期および第4学年では臨床歯科医学教育を行っています。ただし、これまでの各科別系統講義?実習をやめ、ハーバード大学歯学部の授業形式を取り入れることにより歯科臨床の流れに添ったプログラムを編成し、臨床歯科医学教育を科目横断的に行っています。さらに、歯科医療センター外来での臨床基礎実習を取り入れて、次年度の臨床実習にスムーズに取り組めるように工夫しています。

第4学年終了前には、臨床実習前の共用試験(OSCEとCBT)を行い、これらの試験に合格したもののみが、基礎歯科医学や臨床歯科医学を十分に修得したものと認め、次年度に行われる臨床実習に進めることとなります。

第5学年では、実際に患者様を治療する診療参加型臨床実習を積極的に推進しています。本実習の成績優秀者は、ハーバード大学をはじめとした国内外の大学や診療施設でのさらなる臨床研修に参加することができます。また歯科診療に深く関わる隣接医学を学習するために本学医学部教員による医科学としての学習を進めます。加えて、この時期に歯科治療の根拠となる基礎歯科医学の要点を繰り返し学習して、歯科治療の原理について理解を深めます。それから、ハーバード大学歯学部の授業形式に習い、実際に経験した臨床症例をもとにした問題基盤型学習としてのケースプレゼンテーションを実施しています。

第6学年では、これまでに学習して来た基礎歯科医学と臨床歯科医学としての知識?思考あるいは態度?技能について、それらの全てが密接に繋がって身に付くように総合的な講義を実施しています。これらの学習を進めることにより、歯科医師国家試験に十分に対応できる知識とその応用力を鍛えます。また医歯薬看4学部連携での合同セミナーでは、医歯薬看それぞれの領域にまたがる臨床症例に対する診断や治療法などについて、学部横断的なディスカッションを実施します。

そのほか、6年間を通じて、歯科医療のグローバル化、先進化に対応できる情報収集能力、コミュニケーション能力の向上を目的に、歯科英語を用いたコミュミケーション能力を上げるための教育を実施しています。

■歯学部歯学科の履修体系

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各種方針

 

修学状況に係る情報等